留学エージェントは日本と海外どっちがいい?両方使った元カウンセラーの本音

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こんにちは、留学業界で3社・6年カウンセラーを経験し、
1000人以上の留学生を送り出してきた Yusukeです。

留学エージェントを探していると、日本の会社だけでなく、
現地(海外)にオフィスを構える「現地エージェント」の存在に気づくと思います。
そして、こう迷うはずです。

悩む人

・現地エージェントって、実際どうなの?
・日本のエージェントと、どっちを選べばいいの?

実は僕、この質問に答えるのに、ちょっと珍しい立場にいます。
日本の留学エージェントで6年働き、自分自身はカナダの「現地エージェント」を使って渡航したからです。
両方を、中の人として・客として知っています。

先に結論だけ言っておくと——僕がワーホリに行ったとき、
出発2ヶ月前に日本のエージェントから「もう間に合わない」と言われ、
それを救ってくれたのは現地エージェントでした。
それでも僕は、これから留学する多くの人に「日本で決めていく」ことをすすめます。

なぜそう言えるのか。両方の実態と、賢い使い分けを、本音でお話しします。

この記事でわかること

✅ 日本のエージェントと現地エージェント、それぞれの強み
✅ 現地エージェントを使った、僕のリアルな体験
✅ それでも「日本で決めていく」ことをすすめる理由
✅ 出発まで時間がない人は、いつまでなら間に合うのか

目次

日本のエージェントの強み

留学を考えたとき、多くの人がまず思い浮かべるのが、
日本国内の留学エージェントだと思います。
そして実際、基本はこれでOKです。

中で働いていた僕が見ても、日本のエージェントには確かな強みがあります。

  • 対面で相談できる安心感
    やはり、日本にいながら、顔を合わせて相談できるのは大きいです。大事なお金と時間を使う留学だからこそ、直接話せる安心感は侮れません。
  • 手続きが日本から確実にできる
    ビザ申請をはじめ、留学の手続きは日本から進めるものが多いです。
    日本のエージェントなら、この一連の流れを、慣れた手順で確実にサポートしてくれます。
  • 「実際に行ってきた人」の話が聞ける
    エージェントによっては、すでに渡航した人との交流会を開いていたりします。
    リアルな体験談を、出発前に聞けるのは心強いものです。
  • 複数社を比較して選べる
    国内には留学エージェントがたくさんあります。
    3社くらい回って、一番しっくりくるところに決めればいい。
    競合が多いというのは、利用者にとってはむしろメリットです。

——まず大前提として、日本のエージェントを使うのは、王道で、堅実な選び方です。

もうひとつの選択肢「現地エージェント」|僕が実際に使った話

そのうえで、もうひとつの選択肢が「現地エージェント」です。
海外の現地にオフィスを構えて、日本人留学生をサポートする会社です。

僕自身、ワーホリでカナダに行ったとき、この現地エージェントを使いました。
まずは、その良かった面からお話しします。
(※ビザ制度の話は2013年当時のものです。制度は変わっているので、必ず公式情報を確認してください)。

「もう間に合わない」と言われた僕を救ったルート

当時、渡航希望は翌年2月。準備を始めたのは12月頭、つまり出発の約2ヶ月前でした。

最初に相談した日本のエージェントには、「もう間に合いません」と言われました。
理由はビザです。当時のカナダのワーホリビザには年間の人数枠があり、その年の枠はもうほぼ埋まっていたのです。

困ってブログを読み漁るうちに「現地エージェント」の存在を知り、
「現地にいる会社なら詳しいのでは」と、
バンクーバーにオフィスのあるエージェントに連絡しました。
やり取りは主にSkype(当時)。正直、顔の見えない海外の相手にお金を払うのは不安でしたが、
その不安を消したのは提案の質でした。

「観光ビザで入国すれば半年滞在でき、その間にワーホリビザへ切り替えれば最大1年半。
このルートなら今すぐのビザ申請は不要なので、2ヶ月前でも間に合います」

詰みかけた状況が、ルートの工夫でひっくり返ったのです。

ただし、正直に言っておきます。
この「観光ビザで入国してから切り替える」方法は、イレギュラー中のイレギュラーです。
普通は、日本できちんとビザを取得してから渡航します。
僕のケースを「現地エージェントなら誰でも直前で間に合う」と受け取らないでください。
あくまで、特殊な状況でのルートのお話になります。

強みは「情報の深さ」

実際に使ってみて感じた現地エージェントの強みは、
一言でいえば情報が深くて確実なことです。

到着後のオリエンテーションでは、銀行口座や携帯、交通といった基本に加えて、
「この地域は避けたほうがいい」「両替はここがレートいい」「この店のご飯がうまい」まで教えてくれました。
ガイドブックには載っていない、住んでいる人の知恵です。

これは、裏を返せば日本のエージェントの弱点でもあります。
日本のエージェントでは、カウンセラーがお客様の希望国に行ったことがないケースが普通にあります。
僕自身、ニュージーランドやマルタには行ったことがありませんが、希望されれば案内する必要がありました。そうなると、どうしても説明が「調べた情報」になり、薄くなる。その点、現地にいる人が答えてくれる安心感は、確かにあります。

ただ、日本のエージェントもこの弱点は自覚していて、
先ほど触れた「経験者との交流会」などで補っていたりします。

学校を「見てから」決められた

もうひとつ、現地エージェントならではの体験が、
現地で語学学校を見学してから決められたことです。

初週に8校を見学ツアーで回りました。月曜から見始めて、水曜に回り終え、
木曜に「ここにします」と決めて、翌週月曜から入学。
日本で「パンフレットだけ見て決める」のとは違う、現地ならではの進め方でした。これは正直、感動しました。

ただし、現地エージェントには「注意点」もある

——と、ここまでが現地エージェントの良い面です。

でも、実際に使ったからこそ言える「しんどかった面・誤算だった面」もあります。むしろ、ここからが本題です。

注意点1:「見てから決める」は、語学留学×観光ビザだからできた

僕がやった「現地で見学してから決める」方法は、語学学校に観光ビザで入ったからできたことです。

大学進学やジュニア留学(中高生の正規留学)では、学生ビザが必要です。学生ビザは入学先が決まっていないと申請できませんし、アメリカなら大使館へ行く必要があるなど、国によっては手続きが日本でしかできません。つまり「見てから決める」が使えるのは、かなり限られた条件のときだけ。現実には、日本で学校を決めてから渡航するのが圧倒的多数です。
(当時はワーホリビザでも、現地で見学してから決めることはできましたが日本で学校を決めた方が安心です)

注意点2:学校が決まっていない1週目は、想像以上に孤独

これは完全に実体験です。留学の1週目は、一番ホームシックになりやすい時期
慣れない土地、話せない英語、知り合いゼロ。

そんな時期に、1週目から学校に通う人は、毎日行く場所があり、自然と友達ができます
一方の僕は、見学で1週目を使ったので、終わったらやることがない、友達もいない。
これが1週間続くのは、なかなかしんどかったです。
周りはもう友達ができて、英語も伸びている。出遅れた感もありました。

しかも「見学ツアー」といっても、スタッフが同行してくれるわけではありません。
アポを取ってくれるだけで、学校には自分一人で行きます
入国数日、英語もままならない状態で「受付でなんて挨拶すれば……?」となったのを覚えています(笑)。
「見てから決められる」の代償として、孤独な1週間がついてくるわけです。

注意点3:現地オフィスのサポートは「待っていても来ない」

「現地にオフィスがある=手厚く面倒を見てもらえる」と思いがちですが、
サポートは基本的に受け身です。
「何かあったら対応するよ」というスタンスで、自分から行かないと発生しません。

僕のときも、相談枠が埋まっていたり、カウンセラーが別の業務で忙しそうだったりして、
結局あまり相談しなかった記憶があります。

エージェント主催の留学生イベントも、過度な期待は禁物です。
みんな学校に通っているので交流は学校が中心になりますし、
エージェントのイベントは参加者が全員日本人になりがちです。

ちなみに、僕の留学生活を支えてくれたのは、学校でもエージェントでもなくmeetupでした。
海外から来た人たちがカフェで英会話をする任意の集まりで、コーヒー代だけで参加できます。楽しくて毎日通ううちに、日本人の友達も海外の友達もでき、気づけば英語力も上がっていた。正直、学校より効いたかもしれません(笑)。

結論:基本は「日本で学校を決めてから」行くのがおすすめ

現地エージェントの光と影、両方を見てもらいました。そのうえでの、僕の結論です。

これから留学する多くの人には、「日本で学校を決めてから行く」ことをおすすめします。

理由は、以下のとおりです。

  • 「現地で見てから決める」は、語学留学×観光ビザという限られた条件でしか使えない(進学・ジュニアは学生ビザの関係で不可能)
  • 学校を決めずに渡航すると、一番つらい時期である1週目を、孤独に過ごすことになる
  • 現地オフィスのサポートは受け身で、「現地にいるから安心」は過信できない

日本のエージェントで学校まで決めて、ビザも取って、準備を整えてから渡航する——
遠回りに見えて、これが一番、留学のスタートダッシュを切りやすい形です。

そのうえで、行き先が確定している人・現地の生きた情報がほしい人にとって、
現地エージェントは強力な選択肢になります。

「どちらが優れているか」ではなく、自分の留学のタイプと状況で使い分ける。
これが、両方を知った僕の答えです。

エージェント選びと留学準備で知っておいてほしいこと

最後に、エージェント選びと留学準備で知っておいてほしいことを、3つ補足します。

補足1:留学エージェントは「誰でも始められる」ビジネス

実は、留学エージェントというビジネスには、必要な資格も許認可もありません
極端な話、ウェブサイトさえあれば誰でも始められます。
(元カウンセラーの僕でも、明日から開業できてしまいます笑)。

特に現地エージェントは、海外在住の方が個人で運営しているケースもあり、
業界は玉石混交。素晴らしい会社もあれば、おすすめできない会社もあるのが実情です。
「現地だから」「大手だから」と思い込まず、会社そのものを見極めることが大事です

見極め方は、以下の記事でも詳しく解説しています。

補足2:【失敗談】ホームステイの延長は、必ずエージェント経由で

僕の失敗談をひとつ。ホームステイを2週間延長したくなった僕は、
ファミリーに直接「延長したい」と伝え、直接お金を払いました
ファミリーも「直接でいいよー」という感じだったので、何の疑問もなく。

そしたら後日、エージェントにしっかり怒られました

ホームステイはエージェントがファミリーと提携して手配していて、
滞在費にはエージェントの紹介手数料が含まれているんです。
直接やり取りすると、その仕組みを飛ばした「直取引」になる。
さらにエージェントは「誰がいつまでどこに滞在しているか」を管理しているので、
勝手に延長すると把握できなくなり、トラブル時に対応できません。

僕もファミリーも悪気はゼロでした。
それでもルール違反はルール違反。滞在の延長や変更は、必ずエージェントを通しましょう
ファミリーが「直接でいいよ」と言っても、です。

なお、ホームステイには「エージェント手配」と「学校手配」の2パターンがあります。
エージェント手配なら、スタッフがファミリーと直接会っていることもあり安心感があります。
学校手配の場合、エージェントはファミリーを知りません。
どちらかは申し込み時に確認しておくといいですよ。

補足3:出発まで時間がない人へ|いつまでなら間に合う?

「出発まで時間がない」という人のために、目安をお伝えします。

  • 2ヶ月前
    ギリギリ間に合います(僕がそうでした)。
  • 1ヶ月を切る
    かなりきつくなります。渡航するビザによります。
  • ただし、最短2週間前でも間に合わせることは可能です。

理由はシンプルで、パスポートさえあれば、観光ビザで入国して語学学校に通えるからです。
(国・期間によります)。
時間がかかるのはビザ。僕が渡航した当時のカナダのワーホリビザは取得に時間がかかりましたが、
オーストラリアのワーホリビザは翌日に下りていました。
国とビザの種類で、必要な準備期間はまったく違います。

「もう間に合わないかも」と諦める前に、
一度エージェントに相談してみてください。
ルート次第で、道はあります。

まとめ|日本と現地、こう使い分けよう

最後に、この記事の結論をまとめます。

  • 日本のエージェントは、対面の安心感・確実な手続き・経験者の話・複数社比較ができる王道。多くの人はこれが基本
  • 現地エージェントは、現地ならではの情報の深さが強み。ただし「見てから決める」は語学留学×観光ビザ限定で、学校未定の1週目は孤独というコストもある
  • 現地オフィスのサポートは受け身。「現地=安心」と過信しない
  • 基本は日本で学校を決めてから渡航するのがおすすめ。
    行き先が確定している人・現地の生情報がほしい人には、現地エージェントが選択肢になる

大事なのは「日本か現地か」の二択ではなく、自分の留学のタイプと状況に合わせて使い分けることです。
エージェント選びそのものは、「留学エージェントの選び方」の記事で詳しく書いています。

カナダ留学・ワーホリが確定している人へ

もし「行き先はカナダで決まっている」「語学留学またはワーホリ」で、
「現地の生きた情報がほしい」なら——僕が実際に使ったカナダジャーナルは、選択肢のひとつです。
この記事に書いたとおり、現地密着型ならではのサポートがありました。
(受け身な面やホームステイのルールなど、注意点もこの記事のとおりです)。

良い面も注意点も知ったうえで「合いそう」と思ったら、無料相談から話を聞いてみてください。

留学エージェントの中の人の世界に興味がある方は、以下の記事もどうぞ。

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