こんにちは、留学業界で6年間・3社を経験し留学希望者1,000人を送り出してきた
Yusuke(@yusuke02281)です。
悩む人・留学業界への転職を考えているけど、仕事はきついのかな?
・どうしたらいい会社と会えるだろう?
・ブラックな会社は避けたいな。
・年収はどのくらいなんだろう?
こんな悩みを持つ人のための記事です。
✅ 留学カウンセラーの「きつさ」の正体は、個人の力量と会社の集客力の掛け算
✅ 年収のリアル(350〜500万円・基本給は普通、インセンティブ勝負で稼げるかどうかが変わる)
✅ 向いている人・向いていない人の specific な特徴
✅ 後悔しない「会社選び」の見極め方
✅ 転職前にやると差がつく「生きた業界研究」のやり方
結論から言うと、
**留学カウンセラーは、合う人にはやりがいのある仕事で、合わない人にはとことんきつい仕事**です。
そして、そのきつさには「自分では避けられないもの」と「会社選びで避けられるもの」があります。
この記事では、3社を渡り歩いた僕の実体験から、本音と実態の部分をお伝えします。
留学カウンセラーはきついのか?【結論:合う人・合わない人が分かれる】
留学カウンセラーはきついのか?という問いですが、
合う人と合わない人がはっきり分かれる仕事です。
「きつい」と言われるのには理由がありますが、
その多くは「仕事そのものが向いていない」か「入った会社の環境が悪かった」かのどちらかです。
逆に言えば、自分に向いているかを見極めて
良い環境の会社を選べれば、とてもやりがいある仕事です。
では、その「きつさ」の正体は何なのか。僕の実体験から具体的に話していきます。
3社経験して感じた「きつさ」の正体
僕は留学エージェントを3社経験しました。その経験から言うと、
留学カウンセラーのきつさは、2つの要素の掛け算で決まります。
きつさの要素①:自分自身の力量と成長意欲
1つめは、自分の問題です。
留学カウンセラーは、実態としては営業に近い仕事です。
そして、カウンセリングが上手くないと、どれだけ見込み客(リード)がいても契約になりません。
逆に、見込み客が少なくても、しっかり契約を取れるカウンセラーもいます。
つまり、契約が取れるかどうかは、最終的にはカウンセラー自身の力量次第です。
お客様の気持ちに寄り添えない人、知識をアップデートする成長意欲がない人は、
どんな会社にいても契約が取れず、辛くなって辞めていきます。
これは、僕が3社すべてで何人も見てきた現実です。
ただこれは、逆に言えば自分の努力で変えられる部分でもあります。
きつさの要素②:会社の集客力(リード環境) ※リード🟰見込み客
2つめは、会社の問題です。
こちらのほうが「きつい会社」を見抜くうえで重要な要素です。
まず前提として、どの会社にも数字(売上目標)はあります。
たとえば年間1,000万円の粗利目標を持たされているなら、
12で割って月およそ84万円の数字を作る必要があります。
これは、優しい会社でも厳しい会社でも、程度の差こそあれ共通です。
問題は、その数字をどうやって作るか。
これが会社の集客力によって、まったく変わります。
僕が「入ってからのギャップが大きかった」きつい会社は、
集客がうまくいっていませんでした。
具体的に言うと、SEO対策(Web集客)にお金をかけておらず、自社サイトへの問い合わせ頼み。
一応、特定の英語圏の国に強いというスタイルで売っていましたが、
その国は他社も扱っているので、強い差別化にはなっていませんでした。
集客できていないと、どうなるか
比較サイト(留学くらべーる等)経由で来た見込み客を、
各社で奪い合うことになります。
すると、お客様には複数の留学エージェントから一斉に電話がかかってくるので、
すぐに着信拒否されます。
そんな中で電話をかけ続け、過去の見込み客にもかけ直して、
1日100件電話して、1〜2件のカウンセリング予約が取れるかどうか。
そこから契約に結びつける、という世界でした。
このスタイルだと、1回のカウンセリングがものすごく貴重になります。
いい面を言えば、1回1回に必死で準備するのでカウンセリングの精度は上がります。
でも悪い面を言えば、「**この1件を逃したくない**」というプレッシャーが、
お客様への営業的な圧になってしまうこともある。
その会社は、数字に厳しく、契約数や売上が取れていないと厳しく叱責される環境でした。
続けられる人が少なく、僕の後から入ってくる人が軒並み辞めていって、
2年いた僕より後輩がほとんど残らなかったほどです(笑)。
ただ——そこで営業力は本当に鍛えられました。今となっては、あの経験は自分の財産です。
だから「悪い会社」と言いたいわけではありません。
合う人には鍛えられる場所で、合わない人にはきつい、ということです。
SEO対策(Web集客)をしっかり行っていた2社
僕の経験した残りの2社はSEO対策にきちんとお金をかけていて、
集客に困っていませんでした。だからカウンセリングにも余裕があり、
お客様に寄り添う雰囲気がありました。
同じ「留学エージェント」でも、会社によってここまで違います。
なので、集客に困っているか、そうでない会社なのかは、
働く会社を見る上で特に重要な指標になります。
## 留学カウンセラーの年収のリアル
「きつい」と並んで気になるのが、年収だと思います。
ここも正直にお話しします。僕自身の推移はこうでした。
– 1年目:350万円ほど
– 2年目以降:400万円ほど
– 一番多かった年:500万円ほど
ポイントは、基本給は普通くらい、インセンティブ(歩合)で年収が決まることです。
契約に至るかどうか、プランが短期か長期か、語学学校か・大学進学かによって売上が変わり、
それがインセンティブに反映されます。
僕の場合、インセンティブが最大で約100万円出た年もありました。
裏を返せば、ここを頑張らないと年収500万以上には届きにくい。
頑張った年とそうでない年で、はっきり差が出る仕事です。
留学カウンセラーに向いている人・向いていない人
留学エージェント3社・6年を続けてきて、
「この人は向いているな」「この人はしんどいだろうな」という差がはっきり見えてきました。
まず向いている人の特徴は、大きく3つです。
① 心から人に寄り添える人
留学期間は、長いと1年以上です。
高校卒業から海外に渡航して大学を卒業するまでの場合、4年以上にも及びます。
社会人になってから仕事を辞めて海外の専門学校に通う人もいます。
人の人生の一部を担うと言っても過言ではありません。
お客様が悩むのは当然ですし、その気持ちに寄り添えないといけない。
プランをただ提示するだけでは務まらないし、おそらく契約にも至りません。
② 勉強が苦にならない人
留学のプランは多種多様です。
語学留学、ワーホリ、高校・大学・専門留学など幅広く、
国も英語圏だけでアメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・アイルランドと、
ざっと6カ国あります(実際はもっとあります)。
それぞれビザも教育制度も違います。
さらに世界情勢や為替レートも日々変わるので、
毎日の知識アップデートが欠かせない仕事です。
これが苦にならない人が向いています。
③ それぞれの立場を理解して、傾聴・アドバイスができる人
・高校生で海外進学したい人
・大学生で休学して1年留学する人
・社会人で仕事を辞めて留学を検討する人
・60歳で定年退職後にリフレッシュで留学したい人
——ざっと挙げても4パターン、留学相談に来るお客様は、実際もっと多様にいらっしゃいます。
それぞれの立場を理解した上で傾聴・アドバイスすることが非常に大切。
時には背中を押し、時には止める(留学自体を考え直したほうがいい場合もある)
立場になることも大事です。
逆に、向いていない人は?
上の裏返しです。
・お客様の悩みに寄り添えず、プランを提示して終わりにしたい人。
・継続的な勉強・知識アップデートが苦痛な人。
・相手の立場で考えず、自分のペースで進めたい人。
こういう人は、残念ながらきつく感じると思います。
「きつさ」の正体はミスマッチ。後悔しない会社選びの見極め方
ここまで読んで分かるとおり、留学カウンセラーのきつさの多くは「ミスマッチ」から来ます。
仕事の性質が自分に合っているか。
そして——集客できている、いい環境の会社を選べるか。
特に後者は、入る前にある程度見抜けます。会社の集客力を見るポイントはこれです。
- SEO・Web集客にちゃんと投資しているか
(自社サイトでしっかり集客できている会社は、電話ゴリ押しに頼らなくて済む) - セミナーなどを定期的に行い集客しているか
- 何かに特化したエージェントか
(ジュニア留学ならここ、進学ならここ、ワーホリならここ、と特筆できるものがある会社は集客に困らない印象。または大手エージェント)
集客できている会社は、見込み客に余裕があるぶん、1件1件を「逃したくない」という圧が少なく、お客様にも自分にも優しい環境になりやすいです。
そして、これを入る前に確かめる方法があります。
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転職前にやると差がつく「生きた業界研究」のやり方
求人票や採用ページを眺めるだけでは、その会社の本当のところは分かりません。
雰囲気、社風、扱う仕事の中身——入ってみて初めて分かることが本当に多いです。
そこでおすすめなのが、
実際に「お客様」として、その会社の留学カウンセリングを受けてみることです。
留学カウンセラーの仕事の核はカウンセリング。
ならば、実際に受けてみるのが、その会社を内側から知る一番の近道です。
ひとつ大事なことをお伝えすると、カウンセラーの質はその人によります。
どの会社にもよいカウンセラーとそうでない人がいるので、
たまたま当たった一人で会社全体を判断しないようにしましょう。
カウンセラー個人の当たり外れよりも、
「その会社がどういう会社か」という大枠で見るのがコツです。
ただし、何も準備せずに受けても、ふつうに留学相談をして終わってしまいます。
そこで、中で6年働いた僕の視点から、見るべきポイントを整理しました。
【視点1】会社の「体質」を見る
- トイレが綺麗か:
地味ですが重視するポイント。
綺麗な会社はいい会社である可能性が高く、汚い会社は清掃にまで気を回す余裕がないのかもしれません。
(実は、僕が入ってきつかった1社はトイレがすごく汚かった。入って初めて知りました) - オフィス・カウンセリングスペースが清掃されているか:
細部に会社の余裕と姿勢が出ます。 - 営業ゴリ押しの社風か、寄り添い型か:
会社の文化として出ます。カウンセリングを受けるとわかります。
【視点2】カウンセラーを見る
- 初回からいきなり契約を急がせてこないか:
よほど差し迫った渡航でない限り、1回目で契約になることはまずありません。
特に月末は、多くの会社が月末締めのため、数字を作れていないカウンセラーが焦って契約を急がせたり、希望していない高いプランの見積もりを出したりすることがあります。 - こちらの留学目的を整理・理解した上で、状況に合った進め方をしてくれるか:
いいカウンセラーは言いなりともゴリ押しとも違います。
例えば社会人で休みが1週間・渡航1ヶ月後の人なら必要なステップを説明して急いで進める必要があることを伝える。
大学生で「1年後にどこか行きたい」くらいの漠然層なら、各国やプランの特徴をヒアリングして目的を徐々に固める。
お客様によって動きが変わります。 - 知識を、わかるように”視覚化”して説明できるか:
知識があることと、伝えられることは別の能力。
紙でもホワイトボードでもPCメモでも、手段は何でもよく、
お客様にわかるように視覚化して説明できるかを見ます。
良いカウンセラーの案内の例
例えばカナダの説明を、こう整理してくれる人は信頼できます。
カナダ(留学生の多い都市:バンクーバー、トロント)
- バンクーバー
- – 日本人渡航者が多い/初めての留学におすすめ/語学学校も多い
– 大都市ではなく中都市くらい(日本でいう名古屋くらい)/自然も多くのんびり
– こんな人におすすめ → 大都市すぎないところで初めての留学を楽しみたい人
- トロント
-
– 日本人渡航者は多いがバンクーバーほどではない/語学学校も多い
– 少し下るとナイアガラの滝/大都市(日本でいう東京)
– こんな人におすすめ → 日本人がほどよくいて大都市が好きな人
カウンセラーの実力は、
**整理して伝えられる人 > 自分では理解しているが伝えられない人 > そもそも理解できていない人** の順です。
【視点3】入社後の「自分の働き方」が見える
お客様として受けると、「自分がこの会社に入ったらどう働くか」まで透けて見えます。
- お見積もり金額:
自分が入ったら扱う金額規模が分かる - 国ごとに担当が分かれているか/一人が全部の国を担当するか:
特定の国だけ覚えればいいか、広く覚える必要があるかが分かる - 扱っている留学プランの幅:
覚えるべきプランがどれだけ多岐にわたるかが分かる
どの会社を受けてみる?留学プランには「難易度」がある
それではどの留学エージェントを受ければいいか?
順番は特に決めなくていいので、気になった会社から受けてみれば大丈夫です。
ただ、知っておくと役立つのが
留学プランには種類があって、案内の難易度に差があるということ。
上ほど案内が比較的易しく、下ほど案内の難易度が上がります。
- 語学留学
- ワーキングヒリデー
- シニア留学
- ジュニア留学(短期・小中高生のサマースクールなど)
- 大学休学留学
- 専門留学
- スポーツ留学
- ジュニア留学(長期・小中高生の進学など)
- 大学進学
- 大学院進学
ちなみに僕は、3社を通してこれらを全部経験しています。
(1社目:語学・ワーホリ専門/2社目:大学院進学・大学進学・スポーツ留学/3社目:ジュニア全般・大学休学・専門留学)。
会社によって、特定プランに強い「特化型」もあれば、大手のように全般を扱って社内で担当を分け、成長に応じて難しいプランを任せる会社もあります。
どちらが自分に合うかは、受けてみて「専門制か、一人が全部担当か」を自分で確かめるのが確実です。
(外からは正確に分類しきれません。サブで他プランも持っていたりするので)。
自分の経験があるプランや、やってみたいプランを扱う会社を受けると、入社後の自分もイメージしやすいですよ。
受けた経験は、転職面接で強力な武器になる
実は、業界研究でカウンセリングを受ける一番の価値は、
面接で語れる”一次体験”が手に入ることです。
Webサイトを見ただけでは、「御社のサービスに魅力を感じて」くらいしか言えません。でも実際に受ければ、「御社のカウンセリングを受けて、ここがこう良かった。だから自分もここで働きたいと思った」と、具体的に語れます。志望動機の解像度が、他の候補者と段違いになるんです。
これは僕自身の実体験でもあります。
実は、僕が新卒で都市ガス会社に入ったとき。その前に、その会社が開催していた「ガス展」というイベントに一般客として参加したことがありました。そこで実際に働いている人と話して、「ここで働きたい」と思ったんです。面接でその話をしたら、面接官がまさにその時の社員で、「ああ、あの時の!」と盛り上がって、即採用。会社からも「そこまで行動する人はほぼいない、積極的な姿勢が素晴らしい」と評価されました。
ちなみに、その社員は僕のことを覚えていませんでした(笑)。たくさんいる客の一人ですから、当然です。でも、それでいいんです。
大事なのは相手に覚えられることではなく、自分の中に”語れる体験”を仕込むことだから。
だから、こんなことも気にしなくて大丈夫です。「業界研究のために受けて、実際は留学しないのは申し訳ないかな…」と。カウンセラーは何人もカウンセリングをするので、いちいち覚えていません。そのカウンセラーが面接官とは限らないし、そんな小さなことを言ってくる会社なら、こちらから断っていいくらいです。こっちが気にしすぎているだけなんです。
そして何より、こういう行動をする人は、ほとんどいません。
だからこそ、やれば差がつきます。
大学職員・学校の先生で留学未経験の人へ
もし留学そのものが未経験なら、いっそ本当に行ってみるのもおすすめです。
今は1週間ほどの短期留学もできます。「行ってみないと、行く人の気持ちは分からない」もの。
本当にお客様になって体験すれば、それ以上の業界研究はありません。
まとめ|きついかどうかは「自分」と「会社選び」で決まる
最後に、この記事のポイントをまとめます。
- 留学カウンセラーのきつさは「自分の力量・成長意欲」×「会社の集客力」の掛け算
- 年収は基本給は普通、あとはインセンティブ勝負
- 向いているのは
①人に寄り添える人 ②勉強が苦にならない人 ③相手の立場を理解して傾聴・時に止められる人 - きつさの多くはミスマッチ。**集客できている会社**を選べば、ゴリ押しの構造を避けられる
- 入る前に「お客様として受けてみる」と、会社の大枠が分かり、面接で語れる一次体験も手に入る
留学カウンセラーは、合う人にとっては本当にやりがいのある仕事です。
「きつい」という言葉だけで諦めず、自分に合うか、そしていい会社を選べるかを、
ぜひ自分の目で確かめてみてください。



