バンクーバーでシェアハウスを見に行く・前編

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土曜日。僕はシェアハウスの内見をしに来ていた。
今日は午前と午後に、1件ずつアポイントがある。
はじめてのシェうハウス見学に期待と、戸惑いの気持ちがありながら、僕は1件目の家に向かった。

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Commercial–Broadway駅近くの、賑やかな家

僕はバスとスカイトレインを乗り継ぎ、
Commercial–Broadway駅に着いた。そこから歩いて10分ほど。
大通りの前に、大きな家があった。

チャイムを鳴らすと、オーナーが出てきた。
カナディアンの女性だった。英語で挨拶をして、入らせてもらう。

中は3階建ての縦長で、綺麗なお家だった。
モノが多い。
留学生が9人住んでいて、ラテン系、スペイン、ヨーロッパ、アジアの人たちが暮らしていた。
夜は毎日のように飲んでいるらしく、この日は午前中に行ったのだが、
土曜で休みだからか、飲んだ後の缶やお菓子がそのままになっていた。

募集の出ていた部屋を見てみると、まだ滞在中の日本人ワーホリ生が迎えてくれた。
彼はまもなく留学が終わり、2月末には部屋を出るという。
ここはいいメンバーがいるので楽しいよ、と教えてくれた。

僕はお礼を言って、少し検討してまた連絡することを伝え、この家を出た。

Burnabyエリアの、静かな家

次に、スカイトレインでBurnabyエリアへ向かった。
前にフィリピンコミュニティの集まりをやったエリアに近かった。

駅を降りて、歩いて向かう。
しばらくすると、平屋の一軒家が何軒か見えてきた。
今回のシェアハウスの募集は、その一つだった。

チャイムを鳴らすと、カナディアンの男性と猫が出迎えてくれた。
平屋の中に入らせてもらう。
さっきの家とはうって変わって、留学生が誰もいなかった。
なんとなくシーンとしていて、よく言えば落ち着いて過ごせそう。悪く言えば、静かだ。

カナディアン男性は、こう言っていた。

「今まではずっと誰も部屋に入れてこなかった。
けれど日本人ならいいかなと思って、今回、初めて募集した」

部屋は綺麗でよかった。
けれど、家でカナディアン男性と猫と3人か……と考えると、どうにも気が進まなかった。
それに、Surreyエリアはダウンタウンからも少し距離があったので、それも迷いポイントだった。

僕は見学のお礼を言い、その日のアポイントを終えた。

賑やかすぎる家と、静かすぎる家。
どちらも一長一短で、決め手に欠ける。

明日は日曜。
午前と午後にアポイントが入っている。
比較をして決めよう。いい物件に巡り会えるといいなと思った。

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